絶景の宝庫ともいわれるパタゴニアの中でも、知る人ぞ知るオススメスポットが青く輝く大理石の洞窟マーブルカテドラルです。
この記事では、北上&南下ルート解説!マーブルカテドラル&アウストラル街道への行き方をご紹介いたします。
パタゴニア旅行の中でも、かなりアクセスが難しいスポットとして知られるマーブルカテドラルですが、効率よく訪れれば無駄なく旅が楽しめますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
マーブルカテドラルとは
マーブルカテドラル(Marble Cathedral/Catedral de Mármol)は、アルゼンチンとチリにまたがる氷河湖(チリ名:ヘネラル・カレーラ湖/アルゼンチン名:ブエノスアイレス湖)にある大理石でできた洞窟です。
氷河湖の鮮やかな青い色が太陽の光によって反射することで、青い洞窟として美しいを見せます。
観光拠点はプエルト・リオ・トランキーロ
マーブルカテドラル観光の拠点となる街は、プエルト・リオ・トランキーロ(Puerto Río Tranquilo)です。
この街からマーブルカテドラルへのボートツアーが出ていますので、まずはこちらを目指しましょう。
マーブルカテドラルへのアクセス
北上ルート(エル・チャルテン~ロス・アンティグオス~チレ・チコ~プエルト・リオ・トランキーロ)
こちらは、フィッツロイの麓の街、エル・チャルテンからアルゼンチンとチリの国境を越え、アウストラル街道を通ってマーブルカテドラルを目指すルートです。
エル・チャルテンから直行できる移動手段はないため、
- エル・チャルテン
↓ バス - ロス・アンティグオス
↓ ミニバス or タクシー - チレチコ
↓ ミニバス - プエルト・リオ・トランキーロ
と、刻みながら移動するしかないのですが、チレ・チコからアウストラル街道に入っていけば、車窓も絶景続きで本当にきれいですので飽きることなく楽しめます。
エル・チャルテン⇒ロス・アンティグオス
エル・チャルテン(El Chalten)からロス・アンティグオス(Los Antiguos)まではバス移動になります。
- Chalten Travel
- Caltur
- Marga Taqsa
という3社が運行していますが、それぞれ運行日や出発時間が異なりますので、Rome2rioのサイトからチェックしてみましょう。
El Chaltén to Los Antiguos - 2 ways to travel via bus, and car (rome2rio.com)
※こちらから運行スケジュールをチェックして、各社のHPで最終確認・予約しましょう。
※エル・チャルテンのバスターミナルや旅行会社、ホテル等でも予約できます
注意ポイント ハイシーズンの12月~3月ごろは非常に混雑します。
所要時間:約10~12時間
料金:約6,500円(バス会社や為替レートにより違いあり)
満席日続出でエル・チャルテンから先に進めない…なんてこともありますので、早めに予約をしておきましょう。
ロス・アンティグオス⇒チレチコ
ロス・アンティグオス(Los Antiguos)からチレ・チコ(Chile Chico)まではミニバスまたはタクシー移動になります。
それほど本数は多くないですが、ミニバスが1日数本運行していますので、ロス・アンティグオスに到着したらバスターミナルで確認してみましょう。
恐らくエル・チャルテンからのバスの乗客の中には、チレ・チコ方面に向かう人が少なからずいるかと思いますので、時間が合わなかったり、あまりに荷物が多かったりする場合には相乗りするのもいいかもしれません。
所要時間:約1時間(入国・出国で時間がかかる)
料金:約550円
注意ポイント アルゼンチンとチリ間の国境は8:00~20:00まで開いているようです。(2021年11月現在 ハイシーズン等を含め、今後変更となる場合があります)
またチリへの入国時、野菜や果物、乳製品、肉、種子、動植物などの検疫がとても厳しく、すべて破棄されます。時間もかかりますので、持っている場合には事前に破棄しておきましょう。
チレ・チコ⇒プエルト・リオ・トランキーロ(アウストラル街道)
チレ・チコ(Chile Chico)からプエルト・リオ・トランキーロ(Puerto Río Tranquilo)まではミニバス移動になります。
こちらは1日1便、数社のバス会社が曜日ごとに運行しているようです。
下記サイトにて一応スケジュールなどは確認できますが、バスターミナルで確認した方がいいかと思います。
Chile Chico to Puerto Río Tranquilo - 2 ways to travel via car (rome2rio.com)
所要時間:約4時間
料金:約1,800円
途中、絶景街道と呼ばれるアウストラル街道(国道7号線)も通ります!
車窓が本当に素晴らしい区間ですので、ぜひ眠らずに満喫してみてください!
参考
チレ・チコから道中のプエルト・グアダル(Puerto Guadal)という街まで行くバスもありますが、そこからプエルト・リオ・トランキーロまでのバスが不透明なので、もし利用される場合には運次第です…
またチレ・チコから日帰りでマーブルカテドラル観光を楽しめるツアーも出ていますが、マーブルカテドラルは太陽光の角度の関係で午前中がオススメですので、写真がお好きな方などには不向きかと思います。
南下ルート(コジャイケ~バルマセダ~プエルト・リオ・トランキーロ)
こちらは、コジャイケ方面からマーブルカテドラルを目指すルートです。
パタゴニアを北から観光される際にはバリローチェやプエルトモンから、まずはコジャイケを目指しましょう。
また、マーブルカテドラル最寄りの空港がバルマセダという街にありますので、飛行機でマーブルカテドラル観光やパタゴニア入りを考えられている場合には、バルマセダに到着後⇒コジャイケへ移動しスタートできます。
コジャイケからは、プエルト・リオ・トランキーロまで直通のバスがあります。
バルマセダ⇒コジャイケ
バルマセダ(Barmaceda)空港からコジャイケ(Coyhaique)まではバス移動になります。
飛行機の到着に合わせてバスが運行していますので、空港内の案内に従って乗り場まで向かいましょう。
所要時間:約1時間
料金:約700円
コジャイケ⇒プエルト・リオ・トランキーロ
コジャイケ(Coyhaique)からプエルト・リオ・トランキーロ(Puerto Río Tranquilo)まではバス移動になります。
バス会社や運行本数も他の区間に比べれば豊富にあるかと思いますので、前日までにバスターミナルでチェックしてみてください。
大まかなスケジュールの確認は下記でも確認可能です。
Coyhaique to Puerto Río Tranquilo - 3 ways to travel via Bus, car, and shuttle (rome2rio.com)
※こちらから運行スケジュールをチェックして、各社のHPで最終確認・予約しましょう。
所要時間:約2時間~
料金:約1,000円~
プエルト・リオ・トランキーロ~マーブルカテドラル観光
プエルト・リオ・トランキーロからは、ツアーに申し込んでマーブルカテドラル観光へ向かいましょう。
【プエルト・リオ・トランキーロの街とツアー会社】
こんな感じで湖沿いのメインストリートにはたくさんのツアー会社があります。
内容にほとんど差はありませんが、日差しがしっかり差し込む午前中のツアーがオススメです。
特に午前中のツアーは満席になりやすいので、前日に予約をしておきましょう。
- 所要時間:約1時間30分
- 料金:1,500円~2,000円
※もう少し長く滞在するツアーもあり
日本から向かう場合には
日本から向かう場合には、最短はバルマセダ空港を利用し、そこから南下するルートです。
まずチリの首都サンティアゴを目指して、そこから国内線に乗り継ぎバルマセダに向かいましょう。
まとめ
今回は、北上&南下ルート解説!マーブルカテドラル&アウストラル街道への行き方をご紹介させていただきました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!