ポーランドの古都クラクフ近郊にあるアウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所は、第二次世界大戦中に起こったホロコーストの恐ろしさを後世に伝えるために残された負の世界遺産と言われています。
この記事では、そんなクラクフ発 アウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所への行き方解説をさせていただきます。
他の観光スポットとは少し異なる施設ですが、ぜひクラクフに行かれる際にはチェックしてみてください。
アウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所とは
アウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所とは、
アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所(アウシュヴィッツ ビルケナウ きょうせいしゅうようじょ、ドイツ語: Das Konzentrationslager Auschwitz-Birkenau、ポーランド語: Obóz Koncentracyjny Auschwitz-Birkenau)は、ドイツが第二次世界大戦中に国家を挙げて推進した人種差別による絶滅政策(ホロコースト)および強制労働により、最大級の犠牲者を出した強制収容所である。収容者の90%がユダヤ人(アシュケナジム)であった。
アウシュヴィッツ第一強制収容所は、ドイツ占領地のポーランド南部オシフィエンチム市(ドイツ語名アウシュヴィッツ[注 1])に、アウシュヴィッツ第二強制収容所は隣接するブジェジンカ村(ドイツ語名ビルケナウ)に作られた。周辺には同様の施設が多数建設されている。ユネスコの世界遺産委員会は、二度と同じような過ちが起こらないようにとの願いを込めて、1979年に世界遺産リストに登録した。公式な分類ではないが、日本ではいわゆる「負の世界遺産」に分類されることがしばしばである[1]。一部現存する施設は「ポーランド国立オシフィエンチム博物館」が管理・公開している。
出典:アウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所 - Wikipedia
というポーランドの中でも他の観光地とは少し異なる歴史を持つ場所です。
アウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所への行き方
ポーランドの中では珍しく、中世の町並みがそのまま残る世界遺産の街クラクフは、日本でいう京都のような古都の雰囲気漂う素敵な街です。 この記事では、バス・電車情報あり!クラクフへの行き方&見どころ解説をさ ... 続きを見る
まず、クラクフまでの行き方ですが、下記の記事にまとめておりますのでよろしければこちらもご覧ください。
【ポーランド】バス・電車情報あり!クラクフへの行き方&見どころ解説
クラクフからアウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所へ行く方法は、
クラクフ~アウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所までのアクセス方法
- バス
- 電車
となっています。
1.バス
まずは、クラクフ中央駅に向かいましょう。
バスの乗り場は下記です。
【クラクフ中央駅 バスターミナル(MDA)】
2階の乗り場からアウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所方面行きのバスに乗って向かいます。
チケットは1階のバスターミナルカウンターでも、ドライバーから買うこともできます。
Oświęcim(オシフィエンチム(アウシュビッツの英語名))と言えば伝わりますので、聞いてみてください。
注意
ワゴン車のようなミニバスで運行することもあります。
大型バスを想像されていると、乗りそびれるかもしれませんので、ご注意ください。
また、運行するバス会社は複数ありますが、バスターミナルカウンターで買ったチケットはどの会社も利用可能ですのでご安心ください。
- 所要時間
約1時間30分
- 料金
16 PLN(約460円)
2.電車
もう1つの方法は、電車を使う方法です。
クラクフ中央駅からOświęcim(オシフィエンチム(アウシュビッツの英語名))まで向かいましょう。
- 所要時間
約1時間30分
- 料金
12.5 PLN(約355円)
チケットは駅でご購入ください。
時刻表は下記にてご確認いただけます。
Oświęcim(オシフィエンチム)駅から、アウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所までは約2kmほど離れています。
駅からは【24】【25】【26】【27】【28】【29】あたりのバスが、強制収容所まで向かいますので、そちらを利用しましょう。
- 所要時間
約30分
- 料金
2.7 PLN(約75円)
どちらがオススメ?
クラクフ発の場合には、料金はほぼ変わらずですので、乗り換えがない分バスで行く方がスムーズです。
ワルシャワなど国内の他都市からアクセスする場合には、電車でアクセスする方が便利な場合もありますが、まずはバスでのアクセスを考えてみましょう。
入場料・観光方法
アウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所は予約や入場料は必要ございません。
ただ、各言語でのガイディングツアーは非常に混みあいますので事前に予約をしておきましょう。
下記のホームページから行いましょう。
入場券の予約・購入・支払い
ガイディングツアーは英語やポーランド語などがあり、日本語はありません。
VELTRAなどには、日本語ガイド付きの観光プランも紹介がありますので、ご希望の方はそちらで申し込んでみましょう。
世界遺産 アウシュヴィッツ強制収容所 観光ツアー <日本語アシスタント貸切/クラクフ発> | ポーランド(クラクフ)旅行の観光・オプショナルツアー予約 VELTRA(ベルトラ)
ガイドなしでも観光自体は可能です。
アウシュビッツ⇔ビルケナウ間の移動
アウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所は、アウシュビッツ(I)とビルゲナウ(II)という2つの収容所に分かれており、互いに2kmほど離れています。
10分おきに無料のシャトルバスが運行していますので、移動する際は利用しましょう。
【アウシュビッツ(I)側 バス乗り場】
※実際に乗る場所はもう少し西側だったかと思います
【ビルゲナウ(II)側 バス乗り場】
※実際に乗る場所はゲート手前の駐車場です
でも、実際に行ってみて、そこで起こったことを自分の目で見て知ることで、たくさんのことを考えさせられましたし、本当に行ってよかったなと思います。
こちらの記事ではあまり写真を載せないようにしましたが、たくさんの悲しい展示品や施設が現地にはありますので、ぜひみなさんも自分の目で見て、いろんなことを考えていただければと思います。
まとめ
今回は、クラクフ発 アウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所への行き方解説をさせていただきました。
さまざまなことを感じ、考えさせられる場所です。ぜひ足を運んでみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!